映画『オペラ座の怪人』(2004年)が面白い! 家庭の愛に恵まれなかったアナタこそ……
昨日『オペラ座の怪人』という映画を観ました!
名作です。
それだけ言えば十分と思えるくらいの名作でした。神!
『オペラ座の怪人』……?
名前は知ってるけど内容はねぇ〜あんまりね……仮面の人って普段は仮面してないの? どんな“性質”の人なの……?
そういう感じの方はぜひご覧になって下さい! 紛うことなき名作です。疑いが持てない。
呼吸を忘れる映像の質感。神がかっている音楽の数々、その卓越した台詞……最後に示される愛!
ぜひ、
ぜひ!
ぜひぃぃぃーー。お願いしますね。観てください。
【『オペラ座の怪人』まずはその音楽について】
上質なバニラミルクをスプーンで掬っているような……
非常に心地よい音楽で構成されています!
『オペラ座の怪人』という映画は。ほとんどのシーンで音楽が流れてますね。
ジャンルでいうと“ミュージカル映画”に当てはまるのだと思います。役者のセリフも90%以上が唄になっていて。
ミュージカル映画が苦手だった私(映画『レミゼラブル』は途中で脱落してしまいました……)でも! 最後まで楽しめましたね。
なぜかって……?
唄のセリフが巧みに詩的に仕上げられていて、
全く説明クサくない!!
……ので、聴いていて飽きなかったのだと思います。
耳に広がるまろやかな音を……心が舐めてる。そんな気分で。
おいしく後味サッパリの“ミュージック・オブ・エンジェル”が編んだ歌劇。
ぜひ酔いしれてくださいね。
【不運な“生まれ”を持った天才の苦悩を描く脚本もまた良いよ!】
偽りの交わり。その二人は側にいて、後は橋が落ちるのみ。
……後戻りは出来ない!
一人の美しい歌手に恋をした「仮面の怪人」(The Phantom of the Opera)
怪人に彼女を奪わせないようオペラに罠を仕掛けた「婚約者」
二人の男の間で想い揺れ動く「オペラ座の歌手・ダーエ」
この三者の人間関係の変化を軸に物語は進行します。
「仮面の怪人」は一体どういう人物なのか……舞台“オペラ座”の立ち上げから関わっている女性は、その男についてこう評してます。
「作曲家で建築家、芸術家で魔法使い」
と。偉大な芸術家と。
そんな類まれな才能を有していながらも、生まれ持った“コンプレックス”により表の空間から排除された怪人。
「誰も僕には慈悲を示さなかった!」
と嘆き続けますが……
ダーエが最後に魅せた彼への深い愛情が見事です!
ラストのシーンは永遠に語り継がれるであろう(継がれてほしい!)“恋ではない愛”がそこにあります。
特に家庭での愛に恵まれずに孤独を感じている人はぜひ、ご覧になってくださいませ。
この映画が明日を生きる栄養に変わります!
ダーエ役の女優(エミー・ロッサム)さんの肌めっちゃ綺麗だったな〜と書いていてふと思い出しましたな。
……神様がくれた勇気で示そう、
あなたが孤独でないことを!
↑一生心に残しておきたい言葉になりました。
【『オペラ座の怪人』美しすぎるその映像とは】
ダーエが最初に「仮面」に連れられて、船で地下に降りていくシーン。
音楽の盛り上がりも含めて非常に楽しい映像でした!
寓話のような、絵本のような……これぞ“作り物”だよな!! と良い意味で感心しました(実際に観て体験して!)。
最高の15分。信じられないデキ。
U○○でアトラクション化してくれこのシーン!(権利的なことは知らん)
最後に幕が降りて日常の日光に余韻を感じるような乗り物please。
あとは“蒼い夜光に照らされた屋上”のシーンがオススメです!
どうしても「仮面の怪人」に心が惹かれるダーエ。彼女に愛を伝える婚約者。非常に幻想的でしたよ。
雪降る蒼の夜は。
以上、【映画『オペラ座の怪人』は絶対観るべき!】についてslumPerDesuた〜。
ご閲覧ありがとうね。