映画「アイデンティティー」ギミックが面白いよ酔いしれろ!
二つの場所で起こる出来事が最後にはつながって……
というストーリーはそれなりにございますが、結局どういうことだったのか印象に残らない作品も多い。
トリックを理解するのが面倒なんですよね〜。端的に言うとどういうことなん? って。
そんな中でこの映画「アイデンティティー」お見事です!
観た後はちゃんと頭の中にそのトリック(?)が残っていて明日みんなにオススメしたくなります。
ガチでうっ! と驚く。驚きますよ〜、トリックというよりそのギミックに! 作品の構造に!!!
まさにミステリーの新境地。
新境地と言ってももう10年以上前の作品ですが……2018年でも全然通用しますね!
突然の豪雨により現世から遮断されたモーテルで、一人……また一人、殺されていく。一体誰が、こんな凄惨な。
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かたや大きな部屋で行われている評議会。机を挟んで話し合う人たち。ときに怒号を交えて……一人の人間の罪をどう捉えるのか。
この存在を“一として考えてよいのだろうか”と。
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雨で繋がれている二つの場所で……何が、どんな風に進行していくのか!
そういう表現の仕方があったか!?
と。トリックが飽和していて描くのが大変なミステリーの領域。創作について新たな視点から見直し、考えることができます。
学ばせてくれる作品ですよ。
メタとも異なる“もう一段階↑の見方”を体験出来ます!
(ミステリーというよりはサスペンスと言った方が適切かもしれない)
タイトルの「アイデンティティー」に込められた意味。それは“人◯”のこと。
この言葉にそういう意味を持たせることで、モーテルで起こる複数の殺人事件に構造的な“特徴”を持たせることが出来る!
評議会で進行する「特異な試み」、それとの間に怪奇的でありもしながらシンプルな関係性が生まれてくる。
この殺人事件にはどういう“役割”があるのか……殺人事件の役割? とは……??
もし↑の一文に疑問を持たれた方は是非!! レンタルしてきて下さい。
ナルホド! と感じますよ。
非常に斬新な構造を!!
ね。
【興味深い映画「アイデンティティー」】について、slumPerDesuた〜。